10分でわかる!レンズの種類と選び方

はじめに

一眼レフカメラの醍醐味は、なんと言っても様々なレンズを付け替えられることでしょう。
レンズキット付きのカメラを買った人は「自分が持っているこのレンズだけで十分では?」という意見をお持ちになるかもしれません。しかし、レンズが1~2本だけでは寂しい。これでは持っている一眼レフカメラは「大きなコンデジ」と一緒です!

そこで今回は、一眼レフ用の代表的なレンズの種類や選び方、使い方を徹底解説します!

単焦点レンズとは?

まず「標準レンズ」について説明すると、だいたい50mm前後をカバーする単焦点レンズと、その領域を含むズームレンズを指します。ここでは単焦点レンズに焦点を当てて解説していきます。

単焦点レンズはズームレンズと違って、ズームできません。つまり画角を変えられません。しかし、明るく、一般的に高い描写力を持ったレンズが多いです。
人物や静物を撮影するのに向いています。人物は50mm前後、また、スナップ撮影には28mm~35mmくらいの画角サイズが向くと言われています。


夜などは光が少ないため、シャッタースピードを確保できず、手ブレを起こしやすいのですが、F1.4などの明るい単焦点レンズは重宝します。

単焦点レンズはF値が小さいものが多く、これぞ一眼レフという、イメージのキレイなボケを表現しやすいレンズが多いです。また、そのあかるさを利用して、少し暗めの室内などでの撮影にも活躍します。

ズームレンズとは?



その名のとおり、ズームができる(画角を調整できる)レンズです。
特徴は機動力の高さ。一定の範囲内で焦点距離を自由に変えることができます。

風景撮影は、状況に合わせて画角の微調整が必要なので単焦点よりズームのほうが便利です。
風景撮影の場合、撮影場所が制限されることが多いため、広角から中望遠までしっかりカバーできるズームレンズは、イメージどおりに風景を切り取ることが可能です。

ズームレンズは日常的な風景を撮影するほかに、急激に近づいてくる(遠ざかっていく)被写体の撮影も得意。本格的なスポーツ撮影や鉄道撮影にも使えるレンズとしてオススメできます。

望遠レンズとは?



ひとくちに望遠レンズといっても「望遠単焦点」と「望遠ズーム」があります。しかし、単焦点とズームの違いは前述したとおりです。

望遠レンズの特徴は「遠くの被写体を大きく引き寄せる効果」や「画角の狭さ(圧縮効果)」、そして「ボケの美しさ」でしょう。

このレンズが、どのような場合に最も適しているかというとズバリ「子ども」や「動物」。十分な撮影距離をキープして撮影できますから、自然な表情・動きを撮ることができます。

お子さんの日常生活や運動会などのイベント、動物園などでの使用でも重宝すること請け合いです!

広角レンズとは?

広角レンズは、広い範囲を写し込むことができ、ダイナミックな描写が可能なレンズです。風景撮影などに向いています。

このレンズは歪みが生じやすい構造になっています。焦点距離が短くなるにつれ、上下左右に画角が広がります。画角が広くなるほど、被写体の大きさ(高さ)が現物以上に強調されます。



なお、歪ませないようにするには、写したいものに対してまっすぐに水平にレンズを向ければOKです。

広い画角による、ダイナミックなパースペクティブやワイド感あふれる表現力。そんな作品を求める人には広角レンズは最適といえます。

マクロレンズとは?

マクロレンズの特徴は、「撮影倍率」の高さと「最短撮影距離」の近さです。
どういうことかと言うと、他のレンズの何倍も被写体に寄った撮影できるため、一般のレンズでは不可能なミクロの世界を覗けます
そして寄れば寄るほどディテールが見えます。



他のレンズと比べて画質がシャープです。なぜかというと、元々マクロレンズは、新聞や文書の複写用途に開発された経緯があったからなんですね。人類の叡智は素晴らしい!

細部まで緻密に描写して被写体の本質を正確に伝えるマクロレンズは、花や虫など小さな世界を覗き見たい方にはぴったりです。

魚眼レンズとは?

魚眼レンズは、一般的な広角レンズよりもさらに焦点距離が短いため、非常に被写界深度が深いレンズです。強烈なデフォルメ効果で力強い表現が可能です。



対角線魚眼レンズは、画面全域に画像を写すことができる特殊レンズで、180°という最大画角になります。
そして円周魚眼レンズは、縦位置で撮影しても横位置で撮影しても出来上がる画像に違いがないという特性を持っています。

尖った性格の魚眼レンズですが、被写体に近接すればボケを発生させるカワイイところもありますよ。

独特の表現力ゆえに、使い方次第で多彩な表現が可能な魚眼レンズ。個性あふれる作品を、と考えている方々には強い味方となってくれるはずです。

レンズの選び方



各レンズの項目で、代表的な用途を述べました。なるべく多くの種類のレンズを持っていたほうが表現に幅ができて良いかと思いますが、まずはご自分の作風に合ったレンズを購入してみてはいかがでしょうか?
とはいえ気になるのは、お値段。「お高いんでしょう?」という声が聞こえてきそうですね。
正直な話、良いレンズは素材が高く、加工コストがかかるため、それなりに高価です。言い換えれば質と価格が良い意味で比例しています。本気で写真に取り組むならば高価なレンズの購入は考慮の中に入れる必要があるかと思います。

ところで、APS-Cカメラの場合、フルサイズカメラとはレンズの選び方が違います。
センサーサイズが小さいAPS-Cカメラは、写せる範囲が小さくなります。望遠寄りの画角に変化するのです。
使っているカメラがAPS-Cの場合、レンズに表記されている焦点距離の1.5倍(キヤノンは1.6倍)の数字が実際に使える焦点距離となります。ご注意ください。

おわりに

世の中には様々なレンズがありますね!ぜひ皆さんそれぞれに合ったレンズを探し当てていただきたいです。

ちなみに日本製のレンズは、過去はドイツに学んだことがあったそうですが、今や世界においてダントツの性能を誇るそうです。たとえばオリンピックなどの中継をよく観ると、カメラマンが使っているレンズは日本製がズラリ。

レンズ王国・日本でレンズが選び放題なのは、まさに幸福。良いレンズで良い写真をたくさん撮りましょう!

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