
SNSなどで背景のボケた写真を見る事が多くなってきましたね。
実は意外と簡単に背景をぼかす事ができるんです。
「背景をぼかしたいのにやり方が分からない」と困っていませんか?
カメラのオートモードでは背景をぼかした写真を撮るのは難しいです。
少しの設定や撮り方をすれば簡単に背景がぼけた写真が撮れます。
そこで、カメラの設定や撮影方法を解説していきます。
カメラとレンズ選び
背景をぼかすためには一眼レフカメラかミラーレスカメラが必要です。コンパクトデジカメやスマートフォンでは機種によりますが、キレイなボケを作るのは難しいでしょう。
レンズはカメラ購入時にセットで付いてくるキットレンズでも背景のボケた写真を撮る事ができますが、キットレンズよりもボケた写真が簡単に撮れるのは「明るいレンズ」といわれるもので「F値が小さいレンズ」になります。
この「F値」がカメラの本体にもよりますが「F値2.8」より小さくできるレンズがさらに背景のボケた写真を撮る事ができます。
望遠レンズやズームレンズでもF値がそこまで小さいレンズではなくてもボケた写真を撮る事ができます。
そのため一眼レフカメラとミラーレスカメラの設定や撮影方法を解説します。
Aモード(絞り優先モード)で撮影
A(Av )モードは絞り優先というモードで、F値を自分の好みに設定できるので、F値を一番小さくして撮影すると背景がボケた写真が撮れます。
A(Av)モードはF値だけを自身で好きな値に設定する事ができ、他のシャッタースピードなどはカメラ本体が自動に設定してくれるので、オートモードを卒業してA(Av)モードで撮影をしてみる事がおすすめです。設定の仕方が徐々に慣れてくると自身が撮りたい設定で撮影できるようになりますよ。
絞り値開放側にして撮影する
「F値」とはレンズに入ってくる光の量を調整する機能で、F値が小さいと背景がボケやすく、数値が大きくなると全体がくっきりとピントが合うようになります。
しかしF値を小さくしても、遠くの背景などを撮影してはボケません。F値が小さく被写体が近いと背景が綺麗にボケます。
望遠側で撮影
望遠レンズ、ズームレンズの望遠側で撮影する事で背景のボケた写真が撮影できます。
なのでカメラを購入するときに付いてくるキットレンズの望遠側で撮影する事により圧縮効果になり背景がボケます。なので、上記で解説したようにF値の小さいレンズを改めて購入しなくてもまずはキットレンズでボケを試す事ができます。
さらに焦点距離が70mm-300mmの望遠レンズですと、300mmの焦点距離で撮影した方が背景がボケやすくなります。
被写体に近づいて撮影する
撮影したい被写体に近く、背景が離れていればボケができます。被写体と背景の間の距離が遠いほど背景はボケやすく、被写体と背景の距離が近いほどボケにくくなります。なので室内などでも、壁などから被写体を離す事で背景のボケを作る事ができます。
この方法がすぐに試せてカメラの特別な設定なども必要ないので、ぜひ試してみましょう。
前ボケを使ってみる
真ん中に綺麗に写したい被写体を置いて、それよりもカメラの近くにボカしたいものを置いて真ん中の被写体にピントを合わせると手前と背景をぼかす事ができます。これができるとさらに写真のバリエーションが増えます。
この写真のように中央のコスモスにピントを合わせる事で手前のコスモスがボケて、被写体をより際立たせることができます。
背景のボケた写真は意外と簡単
上記で解説した方法を試してみると、意外と簡単に背景のボケた写真を撮る事ができます。
ボケた写真が撮れるようになると写真のバリエーションが増えて、SNSなどでも活用できます。背景のボケた写真は日本人が好きな写真のようですが、しかし海外でも「Boke」で伝わるらしく現在では世界中が好きな撮影方法です。
キットレンズで飽きてしまったら、単焦点レンズのF値の小さいレンズを試してみることをおすすめします。キットレンズは大体F値が小さくてもF3.5〜のものが多く、単焦点レンズは比較的安価なモデルでもF値がF1.8などのものがあり、F値をキットレンズよりも小さくする事ができ、背景がさらにボケた写真を撮る事ができます。各メーカー比較的安価な単焦点レンズが販売されています。
まず試したい方はカメカリでレンタルしてみるのも良いですね。色んなレンズを試して自身が好きなレンズを見つける事もまたカメラが好きになります。